曲げ伸ばしや動くと膝が痛くなる4つの原因と対処法
「痛ッ!」と椅子から立ち上がる時や地べたから立つ際に、膝に鋭い痛みを感じていて困っている方がいます。
膝の痛みは鋭い痛みを感じるので辛いですよね。しかも動く時も痛いので立ち上がる時、歩き始め、階段の昇り降り、正座が出来ない…言い出したらキリがないくらい様々な症状がでてきます。
そんな膝の痛みには必ず原因はありますし、その原因を明確にして解決することで今後も膝に痛みを感じずに生活することができます。そのためにも原因を見つけて自分でできる対処法もお伝えしていきますね。
今回の内容を読む事で、現在のあなたの感じている膝の痛みの原因が明確になるかもしれませんし、自分でできる対処法を実践することで膝を治して、また痛みのない充実した生活を送ることができますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
膝の痛みの種類
膝の痛みと一言に言っても様々な種類があります。
立ち上がる際や動きの途中で捻って捻挫したものや、くり返し膝を曲げ伸ばしする動作をおこなったり長距離を歩いて膝関節に炎症を起こしてしまったり、昔に膝を痛めて放置していて徐々に年齢と共に痛みを感じてくるもの、半月板損傷や靭帯損傷などの大きなケガなど様々です。
そういった膝の痛みになる原因は必ずありますので原因を理解して一つ一つ対処していきましょう!
膝が痛くなる原因は?
ここでは膝が痛くなる原因についてご説明します。
あなたの膝の痛みがどこからきているのか?ご自分の原因に思い当たることがないか照らし合わせてくださいね。
原因その1、過剰な負担のかけすぎ
ここで言う過剰な負担とは重たい物を持ち上げたりすることです。
一日に何回も重たい物を持ち上げていると一度にかかる負荷が大きいため膝への負担がかかって痛めてしまうことがあります。
ただでさえ負担のかかりやすい膝関節に重量物を持ち上げる動作が入ると痛みやすい状態になるのでそのような場合は慎重に作業しましょう!
対処法としては、物を持つ時に膝の角度に気をつけましょう。
膝関節は深く曲げすぎることで関節内に負担が大きくかかってしまうので、可能な限り膝を曲げないように意識しましょう。また、しゃがんだり立ったりする際に膝の方向が内側に入ってしまうことで膝関節を痛めてしまう可能性が高くなるので、膝は真っ直ぐな状態で動かすことも意識するとよいでしょう。しゃがんだ状態から急に重たい荷物を持とうとして半月板損傷などになってしまう方がたまにおいでるのですが、こういった膝関節の向きや瞬間的にかかる負担が原因になるので気をつけましょう。
原因その2、使い過ぎ
膝に炎症を起こしたりした時に多くみられる原因に「使い過ぎ」があります。
単純に歩きすぎ、走り過ぎ、長時間の立ちっぱなし、膝の曲げ伸ばしを繰り返すなどの膝関節の使い過ぎです。
使い過ぎることで膝関節内に機械的摩擦が生じて関節内に炎症を起こしてしまう原因になるので使い過ぎには注意しましょう。
対処法としては、例えば膝にパキパキする音の違和感を感じたり、膝の曲げ伸ばしの際に膝周りの太ももが張る感じがする時には一度膝に負担のかからないように休息を取りましょう。
あきらかに仕事やスポーツで使いすぎた場合にも一定の間、休息をいれることで膝のトラブルを回避できるので休ませてあげる必要があります。
原因その3、身体の使い方の間違い
捻挫やケガなどで膝を痛めたのではない場合に多く考えられることに「身体(膝関節)の使い方」があげられます。
よく当院に来院される患者さんにも「何もしていないけど膝が痛くなった」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、話を細かく聞いていくと、無理な体勢から立ち上がったり、あぐらをかいて座っている状態から膝関節に負荷をかけるような動作をしてしまったりと無意識に膝に負担をかけることをしています。
そのような動作を無意識に何度もしていると、どれだけ治療をしても治らないのでどんな動作で膝に負担をかけているのか明確にしなければなりません。そのためにも〇〇をした時には痛くなるかも。〇〇の最中に痛みを感じるかも。というように原因を細かく見つけ出さないといけません。
この原因を明確に出来ればすぐに治っていきます。そのためにもカウンセリングを徹底してくれる先生が必要になりますので、不安なことがあればなんでも当院にご相談ください。
原因その4、生活スタイルに問題がある
生活スタイルとは仕事内容や家庭環境のことです。
仕事は労働時間・内容など、どれだけの時間を膝に負担がかかる動作をするかによって症状の現れ方も変わってきます。
ただの立ちっぱなしの仕事であっても12時間続けて行えば膝には負担がかかりますし、短い労働時間でも立ったりしゃがんだりの仕事や重たい荷物を運ぶような仕事をしていると膝関節に負担はかかります。
家庭環境はわかりやすく説明すると、和式なのか洋式なのかで大きく違ってきます。
トイレの話だけをするにしても和式のトイレと洋式のトイレでは座っていてどっちが楽か?の話になると確実に洋式ですよね?膝関節への影響を考えると間違いなく洋式のトイレのほうは膝への負担は少ないです。逆に和式のトイレでは膝関節にかかる負担がかなり強くなるので痛みがでることは予想しやすいです。
トイレの話を出しましたが、それ以外の部分でもかなり影響します。
例えば椅子に座っている生活スタイルなのか、地べたに座っている生活スタイルなのかによっても変わってきます。
一般的な高さのあるイスから立ち上がる時の膝にかかる負担と地べたから立ち上がる時の膝にかかる負担とでは圧倒的に地べたから立ち上がる際の膝関節への負担のほうが大きいです。
より地面から近い位置で立ち上がろうとすると、それだけ膝を深く曲げないといけないので膝関節への負担は大きくなります。
そのように生活スタイルが膝に負担をかけるものでないのかを考える必要もあります。
地べたの生活が多いと膝だけでなく腰など体への影響もあるので、まずは椅子に座る時間を多くしたりと生活スタイルを見直しましょう。
まとめ
膝が痛くなる原因は様々あるのですが、実は普段から何気なく生活している中に原因があることが多いんです。
なにか動作をする際には必ずなんらかの負担はかかりますので、ほんの少しの意識掛けでその負担を軽減して膝の痛みを起こさないようにできますので、今日お伝えした内容を意識してみてくださいね。
なにか質問や疑問などありましたら当院までご連絡ください。