ウォーキングをする目的は?本当の意味をわかっていますか?
今日は日曜日、金沢マラソンですね(´ー`)
僕も朝6時から出場する患者さんにテーピングを巻きましたが、長距離を走ると腰や足首や膝などいろんな箇所に負担がかかって様々な症状がみられますね。
最近は健康ブームということもあり、ジョギングしたりウォーキングしたりといろんな健康法が流行っていますね。
健康のためにいろんなことをするのはいい事なのですが、そもそもその目的は理解できていますか?…って話。
なぜウォーキングをしているのか?
世間では「健康のために歩いたほうがいいよ」という風潮がありますが、僕もその通りだと思っていますが、なぜでしょうか。
よくウォーキングをする患者さんになぜ歩くのかを聞くのですが、患者さんの答えは「健康のため」や「血流を良くするため」などの答えが返ってきます。更に「歩く時に気を付けていることはありますか?」と聞くと「…別にないかも」という返事が返ってきます。
歩くことの意味
「血流を良くするため」というのはざっくり言うと大正解です。しかし細かく言うともっとあるんですよ(´ー`)
心臓からドックンドックンと血液が出されて身体中に回りますよね?その際、その心臓から血液を押し出す(拍出)する力と重力で下に下がって身体に血液を送ります。
そして今度は身体から心臓に戻ってくるんですが、この時が問題です。
戻る時は心臓から押し出す力や重力がない(むしろ心臓に向って上がる際には重力に逆らう)ため、何か他の力が必要になります。
そこで必要になるのが「筋肉のポンプ作用」です。
「足は第二の心臓」という言葉は聞いたことがあると思いますが、まさにその通りで、足の筋肉を使う際の筋ポンプ作用で血液を心臓に向けて返すためこう呼ばれます。
具体的にはふくらはぎの筋肉や太ももの筋肉を使うことで効果的に身体の血液循環を良くしていきます。
そのため、ただフラフラ散歩をするように歩いていても効果は少なく、早歩きをするような意識でふくらはぎの筋肉を使ってウォーキングをしないと意味がなくなります。
姿勢もそうですが、歩くだけで体幹の筋肉は鍛えられますので、しっかり腕を振って推進力を生かして歩くことが必要になります。
歩く環境は大丈夫?
ウォーキングには気を付けたほうがいいことがまだあります。
…まさかとは思いますが、ウォーキングする際に買い物袋やカバンを持っていたりしませんよね?(*‘∀‘)
よく買い物ついでに歩いてます!って元気良く言う患者さんが多いです(笑)
絶対にダメっていうわけではないのですが、片方の手に重い物を持った状態でウォーキングをしても重心バランスが崩れてしまっているため身体の血流は良くなっても、身体の左右バランスが余計に悪くなってしまいます。
また、外の風景を観ながら気持ち良く歩きたい。ということで、同じ方向の道や歩道などをひたすら歩いているとこれまた重心バランスが崩れてきます。
なぜなら歩道などは雨が降った際に水が溜まらないように水捌けを考えられているため若干傾斜を考えられて作られています。
靴は大丈夫?
靴です。ウォーキングシューズ。
ケチらずにちゃんとした靴を履いて歩いていますか?決して値段が高いものが絶対にいい!とは言いませんが、やっぱり値段が1万円を超えるものはしっかりと考えられて作られています。
靴のソール(底の部分)は厚さでだいぶ足にかかる負担も違ってきますし、足から膝、腰と最終的には腰痛などにも繋がってきますので靴選びは非常に大切です。
最近ではビブラム?だったかな。
こんなの↓
足の指の形が出ている靴もあるのでいろいろスポーツ店で見てみるのもいいかもですね^^
わからない場合はなんとなく選ぶのではなく、店員さんに聞きましょう。
まとめ
もっと細かく言いたいことはあるのですが、ここまで書いた所を気をつけるだけでも、もうがんじがらめですよね(笑)
ですので、無理して一気にしようとせずに少しづつ環境を変えてみて下さい^^
一気にやろうとしても出来ないんです。続かないんです。だから意味がなくなるんです。何事も継続しないと意味がないですからね。
何事も継続しないと意味がないですからね。
…大事な事なので二回言ってみました。笑
まぁやっていけば必ずできますからぜひ今日書いたことに気を付けてウォーキングしてみてくださいね(´ー`)