【右側の腰痛】右だけ腰が痛くなる原因と自分でできる対処法
なぜだか腰の右側ばっかり痛くなる…右側の腰痛だけが残りやすい…
このように、腰痛で悩んでいる方の中には、右側に腰痛の症状を訴える方が多いんです。
いつも右側ばっかり腰痛が出たり、いつまで経っても腰の症状が治らないと不安ですよね…
実は右側の腰やお尻、足のほうに症状が出やすいのは原因があり、ある程度あなた自身でも対処できる症状であることも事実です。
今日はそんな右側の腰の症状に対しての原因とあなたに合った対処法と当院で行なっている治療法をご紹介していきます。
これは治療のプロでも実際の現場でアドバイスしていることであり、多くの方の腰痛に当てはまる原因ですので是非最後まで読んで理解してくださいね。
目次
1、初期段階の腰痛の症状とは?
腰痛と言っても症状は様々ですよね?
いきなり腰を痛めてしまうぎっくり腰から、慢性的な腰痛で徐々に症状が出てくる方まで様々です。
そんな腰痛ですが、まだ痛みとして認識していない初期段階でも、身体にはある程度の変化がでてきています。
この認識できていない状態から腰痛の左右差がでてくる原因にもなっていますので理解しておくことで対処しやすくなります。
その変化に気が付けるかどうかでも、のちのちの腰痛の症状や経過には大きな差が生まれてきますので、これからは意識してみてくださいね。
1-1、腰やお尻の違和感
多くの右側(どちらか片側)の腰痛を訴える方を見てきて感じることは、実際に腰痛を感じる前には腰やお尻に違和感を感じていた方が多いということです。
違和感といっても、「腰が張る感じがしていた」「お尻が硬くてゴリゴリしている部分があった」「腰とお尻の奥に違和感があった」などの漠然とした感覚が多いように思います。
そんな初期段階としての違和感を感じたら、早めに対処するか医療機関や整体などに相談してみることで症状が強く現れずに済みます。
1-2、足がつってしまう
腰痛とは関係がないように思う方もいるかもしれませんが、実は足がつる事と腰痛は大きく関係しています。
足がつる原因はいろいろありますが、腰痛との関係で説明すると以下のようになります。
〝身体を巡る血液・リンパ・細胞液など、筋肉の緊張が原因により体液循環が阻害されたり悪くなると、血管と細胞間での水分の行き来のバランスが崩れ、筋肉に過剰に疲労物質などが蓄積して痙攣(けいれん)が生じる″
上記のような状態になることで足がつってしまいますが、足の筋肉に緊張があり体液循環が悪くなっている場合、すでに下半身からお尻や腰の筋肉にも硬さがでている可能性が十分考えられます。
実際にハレバランス整体院に来院されている方でもそのような状態の方が非常に多いので、「足がつったくらい」と考えるのではなく、腰痛が出る前段階のサインと受け取りましょう。
1-3、歩き方や姿勢が悪い
「1-1、腰やお尻の違和感」「1-2、足がつってしまう」で説明した内容ともつながってきますが、すでに筋肉に張りがあったり硬くなっている場合に姿勢が悪くなっていたり、歩き方や体の動かし方に影響が出ている場合があります。
元々、姿勢が悪いところから始まったかもしれませんし、筋肉が硬くなったから姿勢が悪くなったかもしれませんし、どちらが先かはわかりませんが、代償運動と言って、うまく筋肉が使えないために歩き方にズレが生じてきたり、正しい姿勢で座ったり立ったりしていると筋肉がいつも以上に緊張して違和感が強くなる状態を無意識に抑えようとするため、代償運動が生じます。
この歩き方や姿勢の悪さも腰痛の初期段階として見られるので早めの対処が必要となります。
2、腰痛が右側に出る原因は?
ここからが本題になりますが、そもそもの腰痛の起こり方として、左右差が生じます。
しかし、圧倒的に右側の腰から足にかけての痛みや症状を訴える方が多いのが実際ですので、その理由もお伝えしていきます。
2-1、重心バランスの崩れが最も原因として多い
日常生活を送る中で、仕事をしていたり趣味に没頭したりと身体を常に使っていますが、無意識に重心バランスは左右のどちらかに偏ってしまいます。
どんなプロのアスリートやバランスを大切にしている競技者でも、この重心バランスが左右ブレずにど真ん中にきている人はいません。
例えば、無意識に足を組むことが多かったり、お姉さん座りをする癖があったり、片側に重心がかかる動作での仕事やスポーツを定期的に行なっている場合に、重心がかかっている方向に体重が乗る癖ができてしまいます。
この重心バランスの崩れた状態が長期間続くことで、そのままのバランスで定着してしまいます。
文章の途中ではありますが、あなたは右利きですか?左利きですか?…ほとんどの方は右利きの方が多いですよね?
利き手があるように、利き足も存在していることをご存知でしょうか?
多くの場合、利き手と同側に重心バランスが崩れることが多かったり、世の中は右利きの方が多いので、あらゆる場面で右手を主に使うほうが便利なようにできていますので、自然と重心バランスも右側に崩れる方が多いんです。
実際に腰痛で右側に痛みを感じる方は多いです。もちろん左に感じる方もいらっしゃいますが、経験上の割合から言うと8:2で右側重心の方が多いようです。
そのため、右側の腰からお尻、足にかけての痛みや症状を訴える方が多く、その痛みのほとんどは筋肉の硬さが原因で、結果として骨格の歪みもできてしまい症状を感じている方が多いんです。
2-2、内臓系に原因がある?
これは実際に当院に来院された方でも多かった事例ですが、右側の腰が痛いと「どこか内臓が悪いのかな?」「肝臓が悪くなってるのかな?」と悩んでいて、結果として怖くて病院にも整体などにも通わずに時間だけが経過している状態です。
右の腰が痛くなることで内臓系に問題が生じているかどうかは精密検査をしなければわかりません。
そして、内臓系に問題があることは決して多くはなく、ほとんどが先ほど述べたように筋肉と骨格からくる問題です。
どうしても不安だと思う方は、まずは医療機関にかかって医師の診断を仰ぎましょう。
その後、内臓系に異常がなければ整体など信頼のおける先生を探して相談をしてみるとよいでしょう。
2-3、寝ている時に原因がある?
あなたは寝ている時の体の向きや体勢のことを考えたことはありますか?
実は多くの場合、仰向けか横を向いた状態で寝ていることがほとんどです。おそらく、そこまではなんとなくご自分でも理解できるとは思います。
では、寝ている時にちゃんと寝返りを打っていますか?
…おそらく、多くの方は寝ている時の自分の状態など知りません。
「なんとなく、朝起きるとほとんど身体が動いていない気がする…」といった方がほとんどなのです。
人間は人生の三分の一の時間を睡眠に使っている。という話は聞いたことがあると思いますが、この睡眠時のベッドに問題がある場合に、なかなか寝返りが打てずに部分的に一定の負担が身体にかかり続けてしまいます。
これが原因で、普段から負担のかかりやすい右側を下にして寝てしまう癖がついてしまい、更には寝返りも打ちにくくなるといった悪循環に入ってしまいます。
そのため治りにくい身体の状態になってしまうんですね。
もし、あなたにも心辺りがあるなら、長年同じマットレスを使用していてヘタってきたり、合わない気がするのであれば交換することをおすすめします。
長時間使用するマットレスなので、少し金額を出しても一生物ですので絶対に質の良いものにする必要があります。
そのような理由から、寝具にはしっかりとこだわっていい買い物をしましょう。
3、自分で出来る対処法
ここでは自分でできる対処法としてストレッチのご紹介と、当院で行なっている治療法についてお伝えしていきます。
症状の軽い腰痛であればあなた自身がしっかりとセルフケアを行えば改善していく症状ですのでぜひ実践してみてくださいね。
※自分でできるストレッチについてご紹介していきますが、左右どちらをやるかはあなたの症状と照らし合わせて行なってください。両側ストレッチを行うことも重要です。
腰からお尻の筋肉をストレッチする方法
まずは腰部から臀部にかけての筋肉の硬さを緩めていきます。
右側が痛い場合は右側を伸ばしますし、左側なら左になります。
※痛みの強い場合は速やかに中止しましょう。呼吸を止めずに気持ち良い程度に行います。
お尻の筋肉をストレッチする方法
右側が痛い場合は右側を伸ばしますし、左側なら左になります。
※痛みの強い場合は速やかに中止しましょう。呼吸を止めずに気持ち良い程度に行います。
太ももの裏の筋肉をストレッチする方法
右側が痛い場合は右側を伸ばしますし、左側なら左になります。
※痛みの強い場合は速やかに中止しましょう。呼吸を止めずに気持ち良い程度に行います。
以上の三点、腰部、臀部、太ももの裏側の筋肉を緩めることがポイントとなります。
決して無理のない範囲で行なってくださいね!
4、ハレバランス整体院での治療法
当院ではバランスの崩れに対しての治療も行なっており、独自の治療法になります。
簡単にだけご説明します。
筋肉調整
筋肉はゴムの様に伸び縮みすることはなんとなく理解できるかもしれませんが、負担がかかり過ぎると筋肉は硬くなってしまいます。
そうなると、筋肉は骨同士に付着しているということもあり、筋肉に硬さができることで骨同士をひっぱってしまい、結果として骨格の歪みが生じてしまいます。
このような過程で歪みが生じるので、バランスの崩れた筋肉を緩めていくことで自然と骨格も調整されて歪みが取れていきます。
これが当院で行なう筋肉調整です。
骨格調整
筋肉調整だけでは深部の骨格の歪みが取りれない部分がでてきます。
そのような場合には骨格調整をして深部の固まった関節やインナーマッスルを刺激して改善していきます。
長年経過しているバランスの崩れに対しては筋肉と骨格の調整を同時に行うことで早期回復が見込めます。
バランスの崩れが原因の場合には上記の筋・骨格調整のみでほとんどの症状は緩和されていきます。
あなたも思い当たる症状があるなら、お近くの整体院や接骨院の先生に相談してみましょう。
5、まとめ
今回は右側の腰に痛みを感じる原因と対処法についてお伝えしてきました。
一言に腰痛と言っても一人ひとり違う症状が出ますし、原因も様々ですが、大きな枠で捉えた場合にほとんどが筋肉と骨格の原因があります。
あなたもずっと腰に違和感を感じていたり、放置している場合には一人で悩まずに医療機関にかかったり、整体など治療のプロに相談してみましょう!